こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。

DMCって何の略なの?
フランスの刺繍糸メーカー「DMC」は、フランス語のDollfus-Mieg et Compagnie(ドルフュス・ミエッグ アンド カンパニー)の略です。

DOLLFUS MIEG(ドルフュス・ミエッグ)は人の名前です。CIEは、フランス語でCompagnie「会社」の略です。
(FONDÉE EN 1746は、フランス語で「1746年に設立された」という意味です。)
DMCの名前の由来を気になって調べたところ、詳しくまとめている日本のサイトがなかなか見つからなかったので、まとめてみました。
DMC以外にも、日本の刺繍糸メーカーであるルシアンコスモとオリムパスの名前の由来も調べてみました。
「DMC」の名前の由来
1746年から生地の印刷のみを行う製造業者を、ジャン・アンリ・ドルフュスとジャン・ドルフスの2人の兄弟が共同で経営していました。

18世紀の終わり頃に、ジャン・アンリ・ドルフュスの甥であるダニエル・ドルフュスが事業を引き継ぎました。彼はアン・マリー・ミエッグと結婚し、当時の慣習に従って妻の名前を自分の名前に加えました。
1800年3月に会社は再編され、彼は会社に「ドルフュス・ミエッグ & カンパニー」という新しい商号を与えました。

(参考サイト:Dollfus-Mieg et Compagnie – Wikipedia、DMC Historiku)
「ルシアン」の名前の由来
株式会社ルシアン本社は、京都市にある女性用下着販売の株式会社ワコールホールディングス(親会社)の本社内にあります。
1933年2月、野村直三が「野村商店」を創業しました。1946年8月に「株式会社野村商店」を設立し、レース等の繊維製品や雑貨の輸入・販売を行っていました。そのとき取引していたのがフランスのルシアン・ギルバート社です。
1963年5月、「野村株式会社」に社名変更。1992年4月、「株式会社ルシアン」に社名変更しました。
社名「ルシアン」は、当時の主な輸入先であったフランスのルシアン・ギルバート社との取引で製品商標として使われていた名です。
(参考サイト:ルシアン (企業) – Wikipedia、株式会社ルシアン 公式サイト)
「コスモ」の名前の由来
1950年、コスモ刺繍糸の発売が始まりました。(当時は、株式会社野村商店)
「COSMO」という名前は、「世界・宇宙・秩序・飾る」の意味を持つギリシャ語を由来に、“刺しゅうで世界に彩を添えていきたい”という想いを込めて名づけられました。
LECIEN がコスモ刺しゅう糸の取り扱いを始めたのは1950年。
当初は195色展開でしたが、より多くの人を魅了する配色を求め、現在では500色の色数を手掛けるようになりました。原料・製法・品質にこだわり、シルクのように輝く光沢に、ソフトな風合い、そして美しい発色を持つコスモ刺しゅう糸は日本国内にとどまらず、欧米をはじめオーストラリア、台湾など世界中の方に愛され、使用されています。
「オリムパス」の名前の由来
オリムパス製絲株式会社は、国産の刺しゅう糸・手編み糸・手芸キットのメーカーです。
1908年に、縫糸・カタン糸等の加工の目的で名古屋市東区で創業しました。
1929年、綿 刺しゅう糸の商標(名称)にオリンパス印を採用しました。
1949年に株式会社の法人組織に改組し、オリムパス製絲株式會社として設立されました。
「オリムパス」の名前の由来については、調べてもわかりませんでした。
おそらく、ギリシャ神話で神々が住むという「オリンポス山」がルーツになっていると思います。
オリュンポス山(現代のギリシャの最高峰オリンポス山)の山頂に住んでいたと伝えられるオリュンポス十二神
・ゼウス
・ヘラ
・アテナ
・アポロン
・アフロディーテー
・アレス
・アルテミス
・デメテル
・へーパイストス
・ヘルメス
・ポセイドン
・ヘスティアー

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