こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。
オリジナル図案でクロスステッチを刺していると、空や花びらなどにグラデーションを取り入れたいということがあると思います。
普通に途中で色を変えるだけだと、色が変わった境界がわかりやすくなってしまいます。
そこで今回は、色の境目が目立たなくなるグラデーションの作り方を紹介いたします。
グラデーションを作るには
グラデーションの刺し方にもいくつか方法はあります。
グラデーション刺繍糸(段染め糸)を使う
グラデーション刺繍糸は、1本の糸に数種類の色が染められていて、刺していくうちに色が変化していきます。
コスモ刺繍糸のシーズンズ8000は、同じ色で濃淡が徐々に変化していく刺繍糸です。
コスモ 刺しゅう糸 Seasons 8000/シーズンズ 8001〜8040 25番・#25 ぼかし グラデーション 刺繍糸
問題点として、グラデーションの長さが固定されてしまうので刺すサイズによって思い通りにグラデーションできない場合があります。
小さいものだと変化があまり感じられなかったり大きいものだと最後まで刺しきれなかったりしてしまいます。
色の違う刺繍糸を数種類使う
きれいなグラデーションを作るには、たくさんの色の刺繍糸を用意しなければいけません。
用意できる色が多ければ多いほど、きれいなグラデーションが作れます。
2本取りなら、2つの色の間にそれぞれの色を1本ずつ取った2本で刺すことにより、用意する刺繍糸の色を半分にすることができます。でも少し手間がかかります。
今回紹介するのは、もっと簡単なやり方でさらに用意する刺繍糸の色を減らすことができる方法です。
グラデーションの作り方
わかりやすく、まったく違う色(青と赤)で刺し方の手順を解説していきます。
はじめに1色目の糸で「×」で刺します。
隣に、2色目の糸で「/」だけを刺します。
2色目の「/」の上から1色目の「\」を刺します。その隣に1色目の「/」だけを刺します。
1色目の「/」の上から2色目の「\」を刺します。
その隣に2色目の糸で「×」で刺します。
これで、2色の糸で4段階のグラデーションが出来上がりました。
実際にグラデーションを作っていきます。途中経過です。
完成しました!
この方法なら、たった4色の刺繍糸でも10段階のグラデーションが出来上がります。
まとめ
今回は、こちらの8色の刺繍糸を使いました。
背景や花びらにグラデーションを入れると、奥行きができてきれいな仕上がりになります。
また、一色刺しの図案でも、少しグラデーションを入れることで色の変化を楽しめます。
少し手間はかかりますが、通常の図案にもひと工夫して自分だけの作品を作ってみてはいかがでしょうか。
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