刺繍糸の使い方|簡単な刺繍糸の抜き方と絡まない取り方のコツ

こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。

 

おうち時間が増えてきて、新しい趣味を始める人が増えていると思います。
刺繍やクロスステッチは、手軽にはじめられる趣味としても最適です。

 

SNSなどを見ていると最近クロスステッチを始めた人が多いような気がします。

ただし、始めてみたけど同じ趣味の人がまわりにいないと

・正しいやり方がわからない
・わからないことがあっても誰にも聞けない
・わからないから続けられない

なんてことになってしまいます。

 

刺繍糸はどうやって使うの?

今回は、刺繍糸の選び方と使い方だけに絞って詳しく解説していきます。

 

クロスステッチがはじめての人向けに、誰でも簡単に始められるように基本の基本からわかりやすく解説していきたいと思います。

 

 



刺繍糸の種類

刺繍糸ってどれを選んだらいいの?

フランス刺繍やクロスステッチでは、特に指定がなければ通常は25番刺繍糸を使います。

 

25番刺繍糸の「25番」って何のこと?

25番刺繍糸は、1グラムで25メートルの刺繍糸のことです。

1グラムで12メートルの糸なら12番刺繍糸、
1グラムで8メートルの糸なら8番刺繍糸、
1グラムで5メートルの糸なら5番刺繍糸といいます。

番号が大きいほど、糸は細くなります。

 

 

刺繍糸のメーカー

どのメーカーの刺繍糸がいいの?

刺繍糸は有名なメーカーを選んだほうがいいです。安すぎる糸だと仕上がりや作業に影響がでます。

 

・DMC刺繍糸
・オリムパス刺繍糸
・コスモ刺繍糸
・アンカー刺繍糸

※DMCは、1746年にフランスで創業した伝統ある手芸メーカーです。
※オリムパス製絲株式会社は、1908年に日本で創業した刺しゅう糸・手編み糸・手芸キットのメーカーです。1928年に日本で初めて刺しゅう糸の生産を始めた会社です。
※株式会社ルシアン(コスモ)は、1933年に京都で創業した手芸用品、レース素材の製造・販売のメーカーです。
※アンカー(Anchor)は、1866年から糸の縫製を専門と活動し、刺繍糸の製造を67か国で250年以上の経験を持つドイツのメーカーです。

 

この中から近くの手芸屋さんで売っているメーカーの刺繍糸を選ぶのがいいでしょう。

手芸屋さんで売っているメーカーの刺繍糸なら、もし糸が足りなくなってしまったり、新しい色の刺繍糸が必要になっても、すぐに買い揃えることができます。

 

安い糸で刺していると、布との摩擦で毛羽立ってしまったり、糸が切れてしまう場合もあります。初心者にはクロスステッチ自体を難しく感じるかもしれません。

 

近くに手芸屋さんがない人やそれでも安くすませたい人は

・100円ショップの刺繍糸

100円ショップでも刺繍糸は売っています。刺繍糸だけは100円ショップでの購入は、質の問題から慣れるまではあまりおすすめしません。

どうしても100円ショップの刺繍糸を使ってみたい人は、試しにメーカーの刺繍糸と100均の刺繍糸を刺し比べてみるのがいいと思います。

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刺繍糸の使い方

25番刺繍糸は、6本の細い糸がゆるくより合わさって1本の糸のように見えます。クロスステッチでは、この6本の細い糸から1本ずつ抜き取って使います。

 

1回分の取り方

刺繍糸は束(たば)で売られています。1かせの長さは約8メートルです。

※ラベルを外さずに、このままで使う分だけ糸を引き抜きます。

 

糸の端を見つけて、軽くゆっくりと引っ張ります。

束の内側につながっているかを確認します。束の外側だとわかったらもう1つの糸の端を探してください。

※束の内側につながってる端を引っ張っると絡みにくいです。

 

1回分の長さ

40~50cmがオススメです。

糸が長すぎるとねじれたり絡んだりしやすく、失敗した時にも糸が無駄になります。
また、布との摩擦が多くなり糸が毛羽立つ原因になります。

逆に1回分の糸が短いと、糸替えが面倒になります。

 

糸の端から3往復分引っ張ると約100cmになります。そこで糸切ばさみで糸を切ってください。

1本の糸で2本取りする場合は、半分の長さになるのでちょうど約50cmになります。

※1本の糸で2本取りする方法は、あとで解説します。

 

1本だけ抜き取る

25番刺繍糸は6本の糸がゆるくより合わさっています。さきほど切り取った糸は6本分になります。

 

切り取った糸の真ん中あたりで、細い1本の糸だけに針を引っかけます。

 

そのまま糸の方を片手で押さえたまま、ゆっくりと針を引き上げて1本の糸を抜き取ります。

※早く引っ張ると糸が絡まりやすいので、針はゆっくり引いてください。

 

真ん中から引くことで、端から端まで引くより引き抜く長さが半分で済むので絡まりにくいです。

 

残った糸は、多少ちぢれる(しわがより縮まる)と思いますので、1本抜き取ったら指で真っすぐに戻してください。

 

2本以上抜き取りたいとき

2本以上必要なときも、必ず1本ずつ抜き出してください。

2本を一緒に抜き取ろうとすると必ず糸が絡まってしまいます。

 

 

1本の糸で2本取りする方法

「2本取り」ってどういう意味?

2本取りとは、2本の糸で刺すことです。

 

クロスステッチの場合は「×」に刺していくので、1本の糸で刺すとマス目の大きさによって隙間が多くなって裏地が見えてしまいます。

「2本取り」以外にも布によって「3本取り」「4本取り」などで刺すこともあります。

 

半分に折って2本取りで使う

約100cmの1本の糸を抜き取りました。

1本の糸を真ん中で折って、半分の長さにします。これで約50cmになります。

 

針穴に糸を通す

真ん中で折った部分(輪になっている方)から、針穴に通します。

 

輪になっている方を後ろに持っていき、両端の部分は手前に持ってきます。

この状態で刺せば、針だけを引っ張ることで糸をすぐに抜くことができます。

※刺し間違えたときや、ねじれた糸を真っすぐに直すときに、いつでも針から抜くことができます。

 

1本だけ針穴に通して2本で刺すのは、クロスステッチには向いていません。

※刺している途中で針から糸が抜けないので、刺し間違えたときなどに糸を切らないと抜くことができません。

 

これで、刺す準備ができました。

 

 

刺し始めの処理、クロスステッチの刺し方、刺し終わりの処理はこちらです。

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次回は、クロスステッチ用の布について「クロスステッチ布の選び方|初心者におすすめの布は?」です。

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