❌の形をきれいに揃えたい
❌の形がバラバラになるのはどうして?
❌の形が揃わない原因は、別の糸の間を割って刺してしまっているからです。
糸の間に刺してしまうと、❌の形が不揃いになります。
糸の間に刺さないようにするには、裏から針を通すときなるべくほかの糸がない場所を刺すようにすることです。
今回は、ほか糸の間に刺さない方法をわかりやすく解説していきます。
基本の刺し方
まずは裏側を縦に揃える基本の刺し方をおさらいします。
糸の重ね方は統一する
糸の重ね方は統一しましょう。「/」と「\」の重ね方が揃っていないと、クロスが不揃いになりキレイに仕上がりません。
ダメな例:
裏側を縦に揃える刺し方
今回は「/」が下で「\」が上、つまり先に「/」を刺して後で「\」の刺す前提で説明します。
横一列を、先に「/」だけを刺していき、戻りながら「\」を刺していきます。
上のように刺すには、
・右側から刺す
の2通りの刺し方があります。
※このとき注意して見ていただきたいのは、「左側から刺すときは全て下から上へ刺している」「右側から刺すときは全て上から下へ刺している」ということです。
ほか糸の間に刺さない
それでは「ほかの糸の間に刺さない方法」を解説します。
糸割れの原因
糸の間に刺してしまうのは、表から刺すときより裏から刺すときに起こりやすいです。
表から刺すときは糸の間を刺さないように注意して刺せますが、裏から表に刺すときには糸の間に刺していないつもりでも表から見るとほかの糸の間から針が出てくることがあります。
それを防ぐために「裏から針を通すとき」は、なるべく他の糸がない場所を刺すようにします。
糸割れのふせぎ方
下段から刺していく場合
すでに下段が刺し終わっている場合、裏から糸を出すのは上からにします。
上から下へ刺すように、右側から刺し始めます。
上段から刺していく場合
すでに上段が刺し終わっている場合、裏から糸を出すのは下からにします。
下から上へ刺すように、左側から刺し始めます。
このように、裏から針を通すときは刺し終わっていない場所から刺すことで、ほかの糸の間に刺さないようにできます。
下段から上へ刺していくときは右側から。
上段から下へ刺していくときは左側から。
と覚えてください。
この刺し方を覚えておくと、慣れてくれば布をひっくり返さなくても裏から刺しやすくなりますし、練習すれば刺繍枠を固定して両手刺しもできるようになりますよ。
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