刺繍糸がねじれる人必見！ねじれない刺し方｜なぜ糸がねじれるのか？

こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。

 

クロスステッチを刺していると刺繍糸がねじれてしまうことがあります。

ねじれたまま刺していると糸が絡まったりするので、ねじれるたびに糸をまっすぐに直さなければいけません。

 

では、なぜ糸はねじれてしまうのでしょうか？

ねじれる理由がわかれば、意識して刺すことでねじれは抑えられます。

 

今回は、糸がねじれる理由と、どのように刺すと糸がねじれることを抑えられるかを解説します。

 

 

刺繍糸がねじれる理由

 

糸がねじれるのは、針をひっくり返したときに起こります。

布の裏側から針を出して布の表側に針を刺すためには、針を上向きから下向きに180°回転させます。（横に回転ではなく逆さになります。）

右利きの人なら、針は左に回転させることが多いと思います。

実は、糸のねじれの原因のほとんどが針のひっくり返し方です。

 

上向きから下向きへ逆さにするだけでは気づきにくいですが、さらに下向きから上向きにくるっと１回転させたら糸がねじれるのが想像できると思います。

 

余談

少し話は違いますが、会社などの電話機で受話器のコードがくるくるねじれている人いませんか？

おそらく、その人は電話に出るとき右手で受話器を取って左手に持ち替えているはずです。さらに通話が終わって電話を切るときに右手に持ち替えてから受話器を戻すと、コードにねじれが発生します。

これは電話機が机の右手側にあるとよく起こる問題なので、電話機の位置を机の左側に変えて受話器は左手で取って左手で戻すようにすることでコードがねじれるのを抑えられます。

 

 

刺繍糸ねじれない刺し方

今回は、刺繍糸がねじれない刺し方を３つご紹介します。

 

１本ずつ違う糸を２本取りで刺してみて、自分に合った刺し方を見つけてみるといいと思います。

 

それでは、それぞれの刺し方を詳しく解説していきます。

 

針のひっくり返す方向を変える

右側に刺すときは針を右にひっくり返し、左側に刺すときは針を左にひっくり返す。

刺繍糸をリボンのようなモノだと想像してください。

ひっくり返し方でリボンがねじれるのがわかると思います。

 

例えば、右上に刺すときは針を右側にひっくり返します。

「リボン刺繍」の要領です。

 

この方法が一番ねじれにくいですが、少し手間がかかります。

 

針を回転させながら刺す

一針一針ねじれと逆に針を回しながら刺していきます。

 

いつも針を左にひっくり返す人の場合は、

次が左下なら時計回りに90°回転してから、針をひっくり返す。
次が左上なら反時計回りに90°回転してから、針をひっくり返す。
次が右下なら時計回りに270°回転してから、針をひっくり返す。
次が右上なら反時計回りに270°回転してから、針をひっくり返す。

ややこしいので回転角度はおおよそで大丈夫です。

 

糸と糸の間に針を刺す

２本刺しの場合は、布に針を刺すときに２本の糸の間に通す「レイルロード」という刺し方があります。

 

ただレイルロードの刺し方だと、２本の糸と糸は絡まらないですが、刺し続けると１本ずつの糸がねじれていくような気がします。

 

 

ねじれの直し方

簡単なねじれなら、布から針をぶら下げると、針がクルクル回ってねじれが取れます。

 

それでもねじれがとれない場合は、

１．糸の端を持って、通した穴の根元まで針を下げます。

２．布側から糸端に向かって一度指で軽くしごきます。

３．針を元の位置まで戻すときに針穴を使って糸を整える

こうすることで糸のねじれがなくなります。

 

 

まとめ

いつも左に針をひっくり返す人は、左側から右側に刺すときに糸がねじれやすいです。

 

左側から右側に刺すときだけでも、

の中から、自分に合ったやり方で刺すとねじれにくくなります。

 

右側から左側に刺すと糸はねじれにくいので、

１マスずつクロス（×）に刺す場合は、「右上から左下」「右下から左上」の順に刺すのが、一番簡単なねじれにくい刺し方になります。