ベルプル装飾の仕立て方|飾り棒・タペストリー棒

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こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。

 

額に入れる以外の飾り方を教えてほしい

額に入らない作品はどう飾ればいいの?

それなら「ベルプル」がオススメです。

額装するより安くて簡単で、一味違った仕上りになります。

 

「ベルプル」を知らなかった人にも、知っているけど使ったことがない人にも「どんな仕上がりになるのか」「ほんとに簡単に使えるのか」など少しでも疑問を解消していただければと思います。

 

今回は、ベルプルの由来からベルプルの使い方・仕立て方を詳しく解説します。

 

 



ベルプルとは

ベルプルとは、金属や木製などで上下を固定して刺繍作品を吊るすための壁飾りの一種です。

 

ベルプルは何のために使うの?

本来のベルプル(Bell pull)は、呼び鈴を鳴らすロープ・引き綱のことです。

 

むかしヨーロッパの貴族は、別の部屋にいる執事や使用人を呼ぶために、ベルまたはベルワイヤーに接続したベルプルを引っ張ることでベルを鳴らしていました。

どの部屋に呼ばれていたか分かるように、部屋ごとにさまざまな音色のベルを使用していたそうです。

1850年代以降、アメリカのほとんどの高級住宅にはベルシステムがあり、ベルプルが使用されていたと言われています。

Call of the Bell Pull
A very old, 1820 or 1840, English hand made, beaded needlepoint bell pull.  Hangs beside the marble fireplace in my Ladies Parlor. ...

 

 

ベルプル装飾

こちらの作品を装飾していきます。

 

洗ってアイロンをかける

かるくつけおき洗いをして、アイロンをかけます。

アイロンをかける時に上下左右に折り目をつけて飾る大きさを調整します。

 

縁の処理

上下はベルプルで固定するのでそのままでもいいですが、左右の布は縁の処理が必要になります。

 

縁のフォーサイドステッチを施しました。

【クロスステッチ】完成後の布端の処理|縁のフォーサイドステッチ
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布の端を切る

布の余分な部分は切ってしまいます。裏には接着芯を使用しています。

 

特に左右の折りたたんだ部分は、ベルプルを挟む時に布が厚くなりますので切ります。

 

念のため布用ボンドで接着します。

 

ベルプルを取り付ける

今回のベルプル(飾り棒)は、中棒をはめて固定する木製タイプです。

ほかにも、「ネジで止める木製タイプ」や「上下を裏布に縫って中を通す金具タイプ」があります。

 

先にアイロンで折り目をつけているので、折り目にそってベルプルの溝に入れます。

 

中棒をはめて固定します。同じ作業を上下に行います。

 

布がうすくて外れそうな場合は、輪ゴムか紐で棒の両端を固定します。

 

紐をつける

紐をつけて完成です。

 

 

ベルプルのメリット・デメリット

額にいれて飾るときと比べた場合のメリットとデメリットです。

 

メリット

・作品のサイズが自由
・木製のベルプルなら軽い
・ガラス(アクリル)がないので、光を反射しない
・ガラス(アクリル)がないので、ステッチがくっきりする

 

デメリット

・横長の作品には不向き
・縁の処理が必要になる
・実店舗では売っている種類が少ない
・ホコリが付きやすい

 

 

まとめ

見た目も涼しげで夏にピッタリな仕上がりになりました。

下の棒に小物をかけてもおもしろいと思います。

 

「ベルプル」で検索してお気に入りの商品が見つからなければ、「飾り棒」や「タペストリー棒(タペストリーフレーム)」などで検索してみるといいです。

 

ダイソーでは「手ぬぐい飾り棒」という名前で販売されています。

手ぬぐい飾り棒
原産国(地域):中国 材質:本体:木、留め具:ゴム、紐:ポリプロピレン 商品サイズ:40cm×1.5cm×1.8cm 内容量:1個入 種類(色、柄、デザイン):アソートなし

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