こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。
普通の布にワンポイントのクロスステッチをしたい
普通の布でも「抜きキャンバス」を使えばクロスステッチができます。
抜きキャンバスは、布目が数えられない布に規則的にクロスステッチするための網の目に織った布です。
抜きキャンバスの使い方
- 抜きキャンバスを図案より大きめにカットする。
- 刺したい布に抜きキャンバスをあてて動かないように仮縫いをする。
- 抜きキャンバスの上からクロスステッチする。
- 刺し終わったら仮縫いの糸をはずし、抜きキャンバスを1本ずつ抜いていく。
クロスステッチした後に1本ずつ抜いていくキャンバスなので、「抜きキャンバス」といいます。
抜きキャンバスは難しいって聞いたんだけど・・・
クロスステッチ専用の布で練習してからでないとかなり難しいと思います。
クロスステッチ用の布で問題無く刺せるようになってからチャレンジしてみることをおすすめします。
抜きキャンバスは本当に難しいかクロスステッチ初心者が挑戦してみました。
「抜きキャンバスの使い方」で検索すると、どれもキレイに仕上がっていて簡単にできそうに見えます。
今回は、抜きキャンバスは本当に難しいのかクロスステッチ初心者の夫に挑戦してもらいました。
抜きキャンバスの使い方
今回使った「抜きキャンバス」はこちら
ルシアン コスモの抜きキャンバス 70目/10cm、18カウントの抜きキャンバスです。
1.抜きキャンバスをカットする
今回はエプロンにクロスステッチします。
余裕をもって図案よりかなり大きめにカットしました。
2.刺したい布に動かないように仮縫いをする
抜きキャンバスがずれないように、刺したい位置が決まったら仮縫いをします。
刺している途中で抜きキャンバスがほどけることがあるので、2~3目内側に縫います。
3.抜きキャンバスの上からクロスステッチする
抜きキャンバスの上からクロスステッチします。
刺繍針は、フランス刺繍針を使う
クロスステッチ針は針先が丸いので、普通の布には刺しにくいです。クロスステッチ用の布以外には、針先が尖っているフランス刺繍針が適しています。
先の尖った針は使い慣れていないので、何度も指に針が刺さっていました。
18カウントで抜きキャンバスは難しい
最初は縦横1マスを1目として刺し始めましたが、とても難しかったようですぐに諦めました。縦横2マスを1目として刺すことを提案して、実質9カウントでクロスステッチすることにしました。
余裕をもってかなり大きめに抜きキャンバスをカットしていたのでよかったです。
4本取りで抜きキャンバスは難しい
9カウントでのクロスステッチということで4本取りでチャレンジしてみましたが、「刺し終わった糸の間に針が通ってしまう」「糸の間に刺さないようにするとクロスの形がくずれてキレイな×にならない」ということで、2本取りで刺し直すことになりました。
2本取りだと隙間ができてしまいますがクロス(×)がくっきり出るので、9カウントで2本取りも悪くないと思います。
4.仮縫いの糸をはずし、抜きキャンバスを1本ずつ抜いていく
まず、ずれないように固定していた仮縫いの糸をはずします。
次に、ピンセット(毛抜き)を使って抜きキャンバスの縦糸から1本ずつ抜いていきます。
水で軽く湿らすと糸が抜けやすくなるみたいですが、1本ずつゆっくり引き抜くことで湿らさなくても簡単に抜けました。
縦糸が全部抜けました。
同じように横糸も1本ずつゆっくり抜いていきます。
抜きキャンバスに刺してしまって、横糸が抜けない
実は、横糸の1本がうまく抜けませんでした。
しっかり抜きキャンバスの糸に刺してしまったようです。
ここは交代して、ステッチした刺繍糸を間違って切ってしまわないように慎重に抜きキャンバスの糸だけを切りました。
抜きキャンバスを使ってみた感想
やってみた感想は「抜きキャンバスはとても難しかった」とのことでした。
・裏側から針を通すときに、思ったところに針を刺せない
・刺す位置が少しでもずれると×の形がくずれる
・糸を抜くとすぐ毛羽立つので、刺し間違えると大変
・一針一針集中して刺さないといけないので疲れる
クロスステッチ用の布は、穴が大きいので針を通すのが楽で×の形もキレイになります。
それに比べて抜きキャンバスを使った普通の布だと、穴の中央に針を刺しているつもりでも刺す位置が少しでもずれると×の形はくずれてしまいます。
アップで見ると所々×の形がくずれています。
裏側です。裏はキレイに縦に揃っています。
最後に「抜きキャンバスでキレイに刺せる人を尊敬する」とも言っていました。
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