こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。
図案の目数(めかず)がわかってても出来上がった作品のサイズがわならないってことありますよね。
オリジナル図案などを刺すときには、刺す前に布の大きさを計算しなければいけません。
布が大きすぎたら最後に布を切ればいいですが、布が小さかったら図案を最後まで刺しきれません。
また、布が足りなかったら嫌なので大きめに取りすぎると、余った布がもったいないです。
この図案をこの布で作ったときの出来上がりのサイズは?
今回はそんな疑問を解決します。
- 図案とカウント数から布のサイズを計算する
- 図案と出来上がりサイズからカウント数を計算する
- 布のサイズとカウント数から図案の目数を計算する
この3つを詳しく解説していきます。
数字を入力するだけで布サイズなどを自動で計算できるツールを作りました。
計算を簡単に考えるコツ
カウントのおさらい
計算を簡単に考えるコツは
「布の大きさをインチで考える」です。
青い糸の長さが「1インチ(2.54cm)」です。
この布は、1インチにマス目が11個ありますので、11カウントです。
11カウントなら、
1インチの長さに11マスの目があるということです。
2インチで、22目。
10インチだと、110目になります。
図案とカウント数から布のサイズを計算する
それでは、「図案の目数」と「布のカウント数」がわかっている場合の「布のサイズ(出来上がりサイズ)」を考えていきましょう。
計算方法
例えば、
100マス×100マスの図案があるとき
11カウントの布で出来上がるサイズは、
100÷11=9.09
つまり、約9インチ×約9インチです。
センチメートルに直します。
9.09×2.54=23.09
「布のサイズ(出来上がりサイズ)」は、
23.09cm×23.09cmとなりました。
図案と出来上がりサイズからカウント数を計算する
ハガキサイズにしたいけど、何カウントの布を使えばいいの?
こういった悩みも計算式がわかれば簡単に解決できます。
計算方法
例えば、
40マス×60マスの図案を
ハガキサイズの布にする場合
ハガキサイズは
10cm × 14.8cm
ですので、
インチにして考えます。
10÷2.54=3.94
14.8÷2.54=5.83
3.94インチ × 5.83インチ
↑ ハガキサイズをインチで出しました。
3.94インチに40マスが入るカウント数は
40÷3.94=10.15
5.83インチに60マスが入るカウント数は
60÷5.83=10.29
大きいほうの数字を取り、小数点以下は切り上げます。
「必要な布のカウント数」は
11カウントになります。
布のサイズとカウント数から図案の目数を計算する
14ctでA4サイズの布があるけど、図案の目数はタテヨコ何マスがいいの?
オリジナル図案を作るときに出来上がりサイズから図案の目数を決める方法です。
計算方法
例えば、
A4サイズの布に入るオリジナル図案をつくるときの計算方法は、
A4サイズは
21cm × 29.7cm
ですので、
インチにして考えます。
21÷2.54=8.27
29.7÷2.54=11.69
8.27インチ × 11.69インチ
↑ A4サイズをインチで出しました。
14ct(1インチに14マス)のときは
14×8.27=115.78
14×11.69=163.66
「布の目数」は、
115.78マス × 163.66マス
まわりに余白を取るなら、
「オリジナル図案の目数」は
100マス × 150マス
くらいが良さそうですね。
インチに変換した用紙サイズの一覧表
元々のインチの由来は、手の親指の幅だそうです。
定規などなかった時代、離れた人に長さを伝えるため、左右の親指を交互に重ねて長さを計っていたのでしょうね。
ちなみに、長さの単位「フィート」の由来は、足(つま先からかかと)の長さで30.48cmです。(大きい足ですね)
用紙 | サイズ(cm) | (インチ) |
ハガキ | 10.0 × 14.8 | 3.94 × 5.83 |
A5 | 14.8 × 21.0 | 5.83 × 8.27 |
A4 | 21.0 × 29.7 | 8.27 × 11.69 |
A3 | 29.7 × 42.0 | 11.69 × 16.54 |
B5 | 18.2 × 25.7 | 7.17 × 10.12 |
B4 | 25.7 × 36.4 | 10.12 × 14.33 |
数字を入力するだけで布サイズなどを自動で計算できるツールはこちらです。
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