こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。
クロスステッチでHAEDなどの大きな全面刺しをパーキング法で刺していると、ブロックとブロックの境目に谷間(線)ができてしまう場合があります。これがブロック線です。
今回は、「なぜブロック線ができてしまうのか?」「ブロック線を出さないためにはどうすればいいのか?」を詳しく解説していきます。
なぜブロック線ができてしまうのか?
ブロック線ができてしまう理由は、刺す方法(method)と刺し方(style)にあります。
【刺す方法】パーキング法のデメリット
パーキング法は、ページ(ブロック)ごとに刺していくのでブロックとブロックの境目の裏側には糸が渡りません。
それが表から見たときに、ブロックとブロックの境目に縦や横の線が目立つ原因になります。
ブロック線を出さないためには、
・隣のブロックの1列目を1マスおきにデコボコに刺しておく
・裏側に糸が渡るように、ブロックをまたいで刺し続ける
これで、ブロック線は目立たなくなります。
隣のブロックを1マスおきにデコボコに刺します
同じ色はブロックをまたいで刺します
(私はこの方法でやっています)
1ページ終わったところです。
次のページを刺し終わりました。
次のページは、裏側に糸が渡るように刺しています。
【刺し方】生地が強く引っ張られている
ブロック線はステッチによる生地の張りによっても引き起こさています。ブロックとブロックの境目では布が左右に糸で引っ張られているためです。
たとえば左右のブロックを別々で刺すと、左側の布は糸で左へ引っ張られ、右側の布は糸で右へ引っ張られています。これがブロック線の原因になります。
ブロック線を出さないためには、
・刺繍枠に布をはめるときに、布の強く張りすぎない
・刺すときに、糸を強く引きすぎない
これで、ブロック線は目立たなくなります。
ブロック線を消す方法
作品を手洗いすることによって繊維がリラックスしてブロック線が目立たなくなることがあります。
生地が乾くとまたブロック線が出る場合は、完全に乾く前に接着芯を裏側に貼りながらアイロンをかけるのもいいと思います。
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