こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。
チャコペン(印つけの道具)の種類がたくさんあってどれを選んだらいいかわからない。
今回は、そんな疑問を解決していきます。
チャコペンには、水で消えるもの・アイロン(熱)で消えるもの・時間がたつと自然に消えるものなどたくさんの種類があります。
クロスステッチに向いているチャコペンと、クロスステッチには適していないチャコペンがあります。
布の種類やカウント数(布目の細かさ)によってペンの太さも考えたほうがいいかもしれません。
今回は、印つけの道具の違いと、水で消えるチャコペンの注意点を紹介いたします。
チャコペンとは?
チャコペンは、裁縫や刺繍で使う「印つけの道具」の一種です。
チャコの語源は、英語の「chalk(チョーク)」が訛った(なまった)言葉だと言われています。
黒板に使用するチョークと同じで、粉末を固形化したものを布に擦り付けて印をつけるために使われていました。現在では、水で消える特殊な水性インクを使ったり、温度変化により色が変わるインクを使ったものもチャコペンと呼ばれます。
印つけの道具(チャコペン)の種類
水で消えるチャコペンが一般的ですが、そのほかにもたくさんの種類があります。
叩いて消えるチャコペン
原材料は、粉末状にしたチョークです。チョークの起源は19世紀初頭頃で、日本では1875年に製造が始まりました。
チョークタイプ、鉛筆タイプ、シャーペンタイプ、パウダータイプなどがあります。
布に付着した粉末を落とすために洗ったり、専用のブラシを使うこともあります。
チョークタイプ(三角チャコ)
鉛筆タイプ(チャコペル)
シャーペンタイプ(ノック式チャコペル)
パウダータイプ(粉チャコ)
水で消えるチャコペン・時間がたつと消えるチャコペン
原材料は、特殊な水性インクです。チャコペーパー株式会社により1980年に特許出願されました。
水に濡らすと消えるタイプと、時間がたつと自然に消える(1日〜10日くらい)タイプもあります。
熱で見えなくなるチャコペン
原材料は、温度変化により色が変わるインクです。日本では、2007年3月にフリクションボールが発売開始しました。
アイロンや摩擦など、熱で消えるチャコペンです。
「熱で消える」とありますが、高温(約65℃)で透明になるだけで「消える」と言うより「見えなくなる」が正解です。消えたように見えても、低温(約-20℃)になると色が復活します。
アイロンチャコペン
フリクションボール
おすすめは水で消えるチャコペン
たくさん種類があるのはわかったけど、どれを選んだらいいの?
使い道によって適したチャコペンがあります。ここでは「クロスステッチのグリッド線を引くのに適したチャコペンは何か」を紹介します。
チャコペンを選ぶときの注意点
叩いて消えるチャコペンはクロスステッチには向いていません。
布が折り曲げたりシワになったりすると、刺している途中で消えてしまいます。
自然に消える(時間がたつと消える)チャコペンも、完成までの製作時間が長いクロスステッチには向いていません。
最近は熱で消えるフリクションペンを使っている人も多いと思います。
以前買ったフリクションボールはペン先が細すぎたのか生地に芯がひっかかり布を傷めてしまいそうなので、グリッド線に使うのを諦めました。布用ではないフリクションボールには要注意です。
消去法になりますが、クロスステッチのグリッド線を引くのに適したチャコペンは「水で消えるチャコペン」だと思います。
水で消えるチャコペンの注意点
水で消えるチャコペンを使用するときにも気をつけなければいけないことがあります。
熱で消えなくなる
グリッド線を消す前にアイロンをかけるのは厳禁です。
チャコペンのインクは熱で定着する性質があるそうで、グリッド線を消す前にアイロンをかけてしまうと洗っても消えなくなるみたいです。
アイロンがけ以外でも日なたや高温のところに置いておくと熱で定着してする可能性があります。
布の色によっても消えにくい色がある
ピンクのチャコペンは布によって消えにくい場合があるそうです。水色のチャコペンがオススメです。
私が愛用しているチャコペン
チャコペーパー株式会社の「チャコパー細書(青)」です。
粗い布で太い線を引きたい時は、ダイソーの「水で消せるチャコペン(ブルー )」も使っています。
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