こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。
クロスステッチには、分数ステッチ・バックステッチ・フレンチノットステッチなどクロスステッチ以外の刺し方も必要になる場合があります。
中でも難しいステッチがフレンチノットステッチで、苦手な人も多いのではないでしょうか。
これまで分数ステッチ(4分の3ステッチ)とバックステッチについては解説しました。
フレンチノットステッチのやり方を調べてみても、本やネットによっていろんなやり方が説明されています。
どのやり方が正解というのはないですが、いろいろ試してみて一番簡単なやり方を見つけました。
今回は、「フレンチノットステッチ」の刺し方について詳しく解説していきます。
フレンチノットステッチ(フレンチナッツステッチ)とは
フレンチノットステッチは、小さな結び目を作る刺繍の技法の1つです。
英語で書くと「French knot stitch」で、直訳すると「フランスの結び目縫い」です。「フレンチナッツステッチ」と呼ばれることもありますが、同じステッチのことです。
雪や動物の目、小さなお花などを表現するときによく使われます。
フレンチノットステッチは難しい?
フレンチノットステッチは難しくて上手く刺せない
フレンチノットステッチは、刺繍のステッチのなかでは難しいステッチの1つです。
難しく感じる理由は、刺繍枠を持ちながら片手でステッチしているからではないでしょうか。
両手を使って(右利きの人は)右手に針を持って左手には糸を持つことで、フレンチノットステッチを刺すことは簡単になります。
刺繍スタンドがなければ、(ステッチしたい場所に糸を出したら)刺繍枠をテーブルなどの台の上に置いて両手を使うことをおすすめします。
フレンチノットステッチの刺し方
右利きの場合(右手に針を持って左手には糸を持つ)で解説していきます。
1.左手で糸を張り、右手で針を糸に当てる
※手前が糸で奥が針です。こちらのほうがやりやすいです。
※こうではないので注意
2.左手で糸をまわして、針に糸を巻きつける
※針は布から少し離して動かさないようにするとやりやすいです。
基本的には2回巻きます。結び目を小さくするには1回巻き、大きくするには3回巻きにします。
3.左手で糸を引きながら、右手で針を布に刺す
※糸を出した穴の「近く」に刺します。
出した位置と同じ布穴に刺すと結び目が抜けてしまう場合があるので注意です。
また、出した位置から離れすぎると綺麗な結び目になりません。
4.さらに左手で糸を軽く引いて、巻いた部分を布まで移動する
※台に刺繍枠を置いている場合は、ここで刺繍枠を持ち上げます。
5.左手で糸を押さえながら、右手で刺した針を裏側から抜く
※右手で針を引きながら、左手で押さえた糸を離します。
6.そのままゆっくり右手で針を引っ張る
完成です!
まとめ:フレンチノットステッチの注意点
失敗しそうなポイントと失敗しないコツをまとめました。
・常に左手で軽く糸を引き、糸が張った状態をキープする
・針に糸を当てるとき、手前が糸で奥が針
・糸を巻くときは、針は動かさない
・糸を出した穴と同じ場所ではなく、近くに刺す
・針を引きながら、左手ではぎりぎりまで糸を押さえる
フレンチノットステッチが難しく感じるのは、普段あまり使わないステッチだからです。
クロスステッチも初めは難しく感じたかもしれませんが、何度もステッチすることで自分なりの手指の動かし方がわかってきて、綺麗に刺すコツもわかってきたと思います。
フレンチノットステッチも、何度も練習することが上達の近道です。
最後に、フレンチノット刺繍アーティスト「ipnot(イプノット)さん」を紹介させていただきます。
はじめてイプノットさんの作品を知ったときは衝撃を受けました。
TwitterやYouTubeなどでも、イプノットさんのフレンチノットで縫った素敵な作品がご覧いただけます。
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