クロスステッチはどの色から刺す?濃い色の刺繍糸と薄い色の刺繍糸

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こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。

一般的に水彩画の場合、絵の具を塗る色の順番としては、

・明るい色から
・広い面から
・背景から

塗っていくのが基本です。それは、水彩画は後から色を重ねて塗れるためです。

しかし、クロスステッチと水彩画では刺す(塗る)色の順番はまったく違います。

クロスステッチの場合には、どの色の糸から刺していくかに決まりはありません。

真ん中にある色から刺し始めるのがいいの?

図案の中心の色から刺し始めるのが、必ずしも良いとは言えません。

真ん中から刺すのが推奨される理由は、クロスステッチキットなどで決まった布の大きさに刺す場合に上下左右の余白が均等になるためです。布の余白が十分に確保できるなら真ん中から刺し始めなくても大丈夫です。

特に決まりはありませんが、刺す色のおすすめの順番はあります。

・薄い色か濃い色か
・広い面の色か飛び飛びの色か
・背景の色か手前にある被写体の色か

どちらの色から刺すのが良いのでしょうか?

今回は、私が刺しやすいと思う「色の刺し順」を紹介いたします。



刺す色の順番の決め方

私が「色の刺し順」を決めているポイントは次の通りです。

・刺し間違えにくいのはどの色?
・もしも刺し間違えたときに直しやすいのは?
・図案を頻繁に確認しなくてもいいのは?

薄い色か濃い色かどちらを先に刺すか

薄い布に薄い色から刺すのはおすすめしません。

たとえば、白い布に白い刺繍糸で刺し始めると「どこを刺しているか」「どこまで刺したか」がわからなくなりやすいです。

刺し忘れや刺し間違いを防ぐために、先に濃い色から刺すのがおすすめです。

薄い色でも布との違いがはっきりわかる色であれば、薄い色からでも濃い色からでも問題ありません。

広い面の色か飛び飛びの色かどちらを先に刺すか

飛び飛びの色を先に刺すメリットは、裏に渡った糸を後から刺す色で固定できる点にあります。

しかし、遠く離れている色はマス目数を数え間違えて1マスずれて刺してしまうことも少なくありません。

先に目印になるような広い面を刺してから、後で飛び飛びの色を刺すのがおすすめです。

布に10マスずつのグリッド線を引いていれば、飛び飛びの色からでも問題ありません。

背景の色か手前にある被写体の色かどちらを先に刺すか

背景か被写体かのどちらを先に刺すかは、好みによりますので順番は自由に刺していいと思います。

先にメインの被写体を刺し終わるとモチベーションが下がってしまう人は、背景を先に刺したほうがいいです。早く被写体を刺し終わって全体図を確認したい人は、被写体の色を先に刺したほうがいいです。

「ショートケーキの上のイチゴ」をいつ食べるかのようなものです。

色の種類に関係なく図案から刺す順番を決める

一番先に刺す色は「図案の中から基準になる色」がおすすめです。

・輪郭などの外枠の色
・木の枝などの全体の基準になる色
・規則性があり簡単に刺せそうな色

外枠を先に刺して内側が一色なら、内側は図案を頻繁に確認しなくても刺すことができます。

全体の基準になる色を先に刺すことで、飛び飛びの色も先に刺した色が目印になります。

規則性があり刺しやすそう色を先に刺すことで、その色を基準にしてまわりを刺していけます。

どの色から刺すかの一例

こちらの図案(6色)で、刺す色の順番を私なりに決めてみました。(気分によっても変わるので絶対ではありません。)

刺し始めは全体の基準になる「花茎」の色

・木の枝などの全体の基準になる色
・もしも刺し間違えたときに直しやすい

2色目と3色目は全体像がわかる「外側」の色

・輪郭などの外枠の色
・刺し間違えにくい色

4色目は「内側」で「薄くない」の色

・裏に渡った別の糸を固定できる
・図案を頻繁に確認しなくてもいい

5色目と6色目は手前にある被写体で「薄い」の色

・刺し間違えにくい
・図案を頻繁に確認しなくてもいい

どんな順番で刺していこうかと考えるのも頭の体操になりクロスステッチの良いところです。自分に合った刺す色の順番を見つけるのもクロスステッチの楽しみの1つだと思います。

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