こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。
クロスステッチ用の布を選ぶとき、いろんな種類があって悩みますよね。
そもそもアイーダってなんのこと?素材のこと?それとも織り方?
アイーダとジャバクロスの違いって何?何が違うの?
今回はそんな疑問にお答えします。
結論を先に行ってしまうと、アイーダとジャバクロスは商品名です。
どちらもクロスステッチ布で素材は綿100%です。製造している会社が違います。
素材は同じですが製造方法(織り方)が少し違うのでまったく同じものでもないです。
リネンは、素材が亜麻100%で平織りなので目が細かく、アイーダやジャバクロスと比べると違いはわかりやすいと思います。
そもそもアイーダって何のこと?
アイーダとは、商品名のことです。
例えば「缶コーヒー」でいうと、サントリーBOSSのようなことです。
つまり「サントリーのボスの贅沢微糖」は、
↓
「Zweigart(ツヴァイガルト)社のアイーダ布の18ct」
といった感じになります。
Zweigart(ツヴァイガルト)は、ドイツに本社がある織物生地メーカーです。
アイーダとジャバクロスの違い
アイーダは、輸入物のクロスステッチ用生地です。
そしてジャバクロスは、国産のクロスステッチ用生地です。
素材は同じ綿100%で、どちらもブロック織りですが織り方が少し違います。
アイーダは、のりが強くしっかり硬めの布になっています。
ジャバクロスは、のりが弱くやわらかくてしなやかです。
例えば「缶コーヒー」でいうと、サントリーBOSSとジョージアの違いのようなものです。
コーヒーと同じで、クロスステッチ布も人によって好みはわかれると思います。
クロスステッチ布の種類
それでは、クロスステッチでよく使われる布を一つずつ見ていきましょう。
アイーダ
一般的に販売されているカウント数:6ct 11ct 14ct 16ct 18ct 20ct
原材料:綿(コットン)100%
製造メーカーはZweigart(ツヴァイガルト)で、主にDMCで販売されています。オリムパスでは、国産のアイーダ布を販売しています。
のりが強くしっかり硬めの布になっているのが特徴です。
ジャバクロス
一般的に販売されているカウント数
ジャバクロス25(粗目) | 6ct | 10cmあたり25目 |
ジャバクロス35(中目) | 9ct | 10cmあたり35目 |
ジャバクロス45(細目) | 11ct | 10cmあたり45目 |
ジャバクロス55 | 14ct | 10cmあたり55目 |
ジャバクロス65 | 16ct | 10cmあたり65目 |
※ジャバクロスは日本産のため、1インチ(2.54cm)ではなく10cmの間に何目かでカウント数が表されています。
原材料:綿(コットン)100%
原産地は日本で主にルシアン(コスモ)が製造元・販売をしています。オリムパスでも販売されています。
ジャバクロスはアイーダに比べると、のりが弱くやわらかい布なので、小物などを作るのに向いています。
インディアンクロス
一般的に販売されているカウント数は、13ct(10cmあたり52目)のみです。
原材料:綿(コットン)100%
ジャバクロスと同じく日本産のため、ジャバクロスと一緒に分類されることも多いです。
日本で商標登録されている商品名で、インド産・インド製ということではありません。
リネン
一般的に販売されているカウント数:20ct 28ct 32ct 36ct
原材料:亜麻(あま)100%
※リネンは、英語のlinen(リネン)で亜麻という意味です。亜麻(あま)と麻(あさ)は厳密には違いますが、原材料では「麻100%」と表記されることも多いです。
カウント数があり目が細かいリネン布ですが、縦横2マスを1目として刺すことも多いです。
その場合は、リネン28ctですとアイーダの14カウント、リネン36ctですとアイーダの18カウントと同じ大きさになります。
リネン布は上級者向きです。布が薄くやわらかいので、刺すときに強く糸を引きすぎると歪みを生じる可能性があります。
そのほかのクロスステッチ用の布
ほかにも「エタミン」「ルガナ」「コングレス」などの布もあります。すべて商品名です。
「エタミン」は、綿100%の平織り布です。針どおりがよく、刺しやすいのが特長です。
「ルガナ」は、綿52%レーヨン48%の素材で作られた布です。レーヨンは再生繊維で、布がとても柔らかく吸放湿性・質感・保温性に優れ、タオルや下着などの衣類に用いられることが多いです。
「コングレス」は、こぎん刺しによく使われる綿100%の布です。
抜きキャンバス
クロスステッチに向いていない布にも「抜きキャンバス」を使えばクロスステッチが出来ます。
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