こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。
クロスステッチは「カウントステッチ」の一種です。
カウントステッチとは、図案を写さず布目を数えながらそのまま刺繍する技法のことです。
代表的なものは「クロスステッチ」ですが、ほかにも地刺し・ツヴィスト刺繍・ニードルポイント・プチポワンなど、いろんな種類のカウントステッチがあります。
ツヴィスト刺繍?ニードルポイント?プチポワン?
クロスステッチとは何が違うの?
すべてカウントステッチの一種ですが、それぞれ使う道具や刺し方が違います。
今回は、ドット絵が図案になる手芸「カウントステッチ」の一部を紹介いたします。
ツヴィスト刺繍
ツヴィスト刺繍は、スウェーデンの伝統刺繍です。ウールの糸を使い、布目をひとつ飛ばすように斜めに重なりながら刺していくので、ニットのような立体感のある仕上がりになります。
クロスステッチとは使う糸と刺し方が違います。
使う道具(ツヴィスト刺繍)
針・・クロスステッチ針(針穴が大きいもの)
糸・・タペストリーウール刺繍糸(ウール糸)
布・・クロスステッチ布
刺し方(ツヴィスト刺繍)
ツヴィスト刺繍の刺し方は、ロングアームドクロスステッチ(ツヴィストソム)です。
最初のマスと最後のマスはクロスステッチで、間のマスはすべて刺し始めだけひとつ前のマスから斜めに刺します。
ニードルポイント
ニードルポイント(Needlepoint)は、英語で「針の点」という意味です。ウールの糸を使い、硬くて粗い目のキャンバス布(刺繍ネット)に刺していくので、ふっくらと厚みのある仕上がりになります。
クロスステッチとは使う糸・布と刺し方が違います。
使う道具(ニードルポイント)
針・・クロスステッチ針、毛糸用とじ針、タペストリー針など(針穴が大きいもの)
糸・・タペストリーウール刺繍糸(ウール糸)、毛糸
布・・キャンバス布(刺繍ネット)
刺し方(ニードルポイント)
ニードルポイントの刺し方は、ハーフクロスステッチです。
クロスステッチの半分だけの斜め「/」だけで刺します。
布目が粗く刺し方も簡単なので、はじめての方にもオススメです。
プチポワン
プチポワン(Petit Point)は、フランス語で「小さな点」という意味です。18世紀のウィーンで編み出された布地の裏に多く糸を渡して刺す技法です。とても目が細かい布に刺す場合は、拡大鏡を使用して刺していきます。
クロスステッチとは使う布と刺し方が違います。
使う道具(プチポワン)
針・・刺繍針、クロスステッチ針(細いもの)
糸・・25番刺繍糸
布・・絹キャンバス、リネン刺繍布(布目が細かいもの)
刺し方(プチポワン)
プチポワンの刺し方は、テントステッチです。
表は斜め「/」だけで刺すハーフクロスステッチと同じですが、裏側は長く斜めに糸を渡して刺す技法です。
布目がとても細かいので、上級者向けです。
まとめ
・カウントステッチにはいろんな種類の技法がある
・ツヴィスト刺繍は、布目をひとつ飛ばすように斜めに重なりながら刺していく技法
・ニードルポイントは、硬くて粗い目の布にハーフクロスステッチで刺していく技法
・プチポワンは、目が細かい布に裏側は長く斜めに糸を渡して刺す技法
ニードルポイントは初心者向き、プチポワンは上級者向きです。
それぞれ使用する道具や刺し方には違いがありますが、すべて図案を写さず布目を数えながらそのまま刺繍するカウントステッチです。
ドット絵が図案になるのは同じなので、クロスステッチの図案で刺すことも、ほかの技法の図案でクロスステッチすることもできます。
もし次に刺す図案が見つからなければ、ほかの技法の図案を探してみるのもよさそうですね。
最後に使う道具についても紹介しておきます。
タペストリーウール刺繍糸
毛糸用とじ針
100円ショップで売っています。
タペストリー針
キャンバス布(刺繍ネット)
リネン刺繍布(布目が細かいもの)
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