クロスステッチの隙間について|隙間を目立たなくさせる方法

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こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。

クロスステッチの「×の隙間」と聞いたとき、下のどちらを思い浮かべますか?

・×の後ろに生地が透けて見える
・×と×が離れていて隙間があいている

やり方が違う?初心者だから?と悩んでしまう人も多いかもしれません。

×の後ろに生地が透けて見えるのは、使っている糸の本数と布に原因があります。

×と×が離れていて隙間があいているのは、刺し方に原因があります。

隙間といっても、それぞれ原因が違うので対処法も変わってきます。

ただ、×の隙間があいているからダメということではありません。

正確なルールはないので、「×の形がはっきり見えるのが好き」という人もいて好みによるところも大きいです。

その点を踏まえた上で今回は、×の隙間を目立たなくさせる方法を紹介いたします。



×の後ろに生地が透けて見える

ほかの人の作品を見ると×の隙間がない

×の隙間から生地が見えるのが気になる

この悩みは、クロスステッチを始めたばかりの人に多いと思います。

×の後ろに生地が透けて見える原因は、

×が大きいから

です。つまり目が大きい布を使っている(布のカウント数が違う)からです。

生地が透けないようにするには

使う糸の本数を増やす

特に決まりはないですが、カウント数と何本取りかを目安として表にしました。

6~8カウント6本取りジャバクロス25(粗目)
9~13カウント4本取りジャバクロス35(中目)ジャバクロス45(細目)
14~19カウント2本取りジャバクロス55 ジャバクロス65
20カウント以上1本取り綿オックスフォード

例えば、11ctの布で2本取りで隙間が気になるようだったら、3本取りか4本取りに変えてみる方法があります。(100均で売っている刺しゅう布は11カウントです。)

(出典:Examples of Coverage Across Different Thread Counts

糸の本数を増やすデメリットは、糸の消費量が多くなることです。

目の細かい布を使う

例えば、14ctの布で2本取りで隙間が気になるようだったら、16ctや18ctの布に変えてみる方法があります。

(出典:Examples of Coverage Across Different Thread Counts

目の細かい布を使うデメリットは、完成サイズが小さくなることです。

同じキットの作品でも隙間がない人との違いは?

同じ布と同じ本数で刺しているのに隙間がない人がいるのはなぜ?

同じキットで同じ作品を作っているのに、自分の作品だけ隙間が気になることがあるかもしれません。

原因は次のことが考えられます。

・写真と撮り方、斜めから見ると隙間が目立たない
・×の形が揃っていなくてバラバラになっている
・糸がねじれて細くなっている

×の形を揃えたり糸がねじれない刺し方は、慣れの問題もあります。とにかく数をこなすのがいいと思います。

×の形を揃えるコツと糸がねじれない刺し方はこちらで詳しく解説しています。

隙間が見えても気にしない

Twitterで、「クロスステッチの隙間が気になるか?」のアンケートを取られた方がいらっしゃいました。

結果は、「気にならない」「気にしたことがない」が多く、「気になるから刺繍糸の本数を多めにしている」と答えた人は15.4%しかいませんでした。

×の形がはっきり見えるのが好き」という人や「そもそもそんなこと気にしたことがない」という人もいるので、好みによるところが大きいのがわかります。

×と×が離れていて隙間があいている

×と×が離れていて間があくのは、リネンなどの目の細かい平織りの布を使って、織り糸の縦横2本ずつを1マスとして×の形で刺すときが多いです。

左)隣の×と同じ布目を使わないと、×と×が離れてしまいます。

右)隣り合う×の刺す穴を同じにすれば、隙間はなくなります。

数本の縦糸と横糸が等間隔で織られているブロック織り

「アイーダ」か「ジャバクロス」、100均の「刺しゅう布」などがこのブロック織りです。

縦糸と横糸が1本ずつ同じ比率で織られている平織り

「リネン」や「綿オックスフォード」、「エタミン」「ルガナ」などの目の細かい布がこの平織りです。

上の作品のように、わざと×と×の間をあけて刺す方法もありますので、この刺し方が間違っているわけではありません。

もし×と×の間の隙間をなくしたい場合は、隣り合う×の刺す穴を同じにすれば、隙間はなくなります。

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