【クロスステッチ初心者向け】小さな図案でパーキング法の刺し進め方

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こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。

パーキング法の詳しいやり方を教えてほしい。

いきなり大きな図案でパーキング法をはじめるのはちょっと不安。

そんなときは試しに小さな図案を使ってパーキング法をやってみましょう。

今回は、簡単な図案を使ってパーキング法の刺し進め方を具体例を出して紹介します。

パーキング法は、1列ずつ順番に刺していく技法です。全面刺しなどで色数が多い図案にパーキング法がよく使われます。

次に刺す同じ色のところに糸を出して待機(駐車)しておくことからパーキング法と呼ばれます。

パーキング法をやったことがない人向けに、私が刺す順番を一例として細かく見ていきます。よかったら参考にしてみてください。

写真多めです。刺し始めの位置から刺す順番と糸を始末するポイントを写真付きで丁寧に解説していきます。

こちらで作ったアルファベット図案を使います。



刺し始める場所と基本の刺し方

今回の刺し方はパーキング法で、1マスずつクロス(×)を刺す方法です。

刺し始める場所

私は左上から刺し始めます。

左上から刺す理由は、3つあります。

・布の左上に余白を取って刺すことで、布が余ったらカットして別でまた使うことができる
・待機させている糸が下に垂れるので、上から刺すと邪魔にならない
・図案のほとんどが、1ページ目は全体の左上になっている

基本の刺し方

基本の刺し方は、1マスずつクロス(×)を刺していきます。1列目を左側から刺していき、端まで来たら折り返して2列目を右側から刺していきます。

1マスを「」を先に刺して「」を上に統一してクロス(×)で刺します。刺す順番は「左下」「右上」「右下」「左上」の順です。

刺し進め方(刺す順番と刺す方向)の例

こちらの「B」の図案を使って実際に11カウントの布に2本取りで刺していきます。

1回で使う刺繍糸の長さは約50cmで、少し長めにしています。糸が短くなっても基本的に刺し終わりに糸の始末はせずに、後から刺す糸で自然に固定させます。

一列目

それでは実際に刺していきます。1列目は同じ色だけなので難しくないと思います。

刺し始めは「表側から(裏返さずに)できるループメソッド」を使っています。

左上から1マスずつ右に向かってクロス(×)を刺していきます。クロス(×)を刺す順番は「左下」「右上」「右下」「左上」の順です。

右端まで刺せたら、1つ下の段の2列目を右側から刺します。

二列目

2列目は右側から左に向かって1マスずつクロス(×)を刺していきます。2列目からは、2色の糸を使うのでパーキングを使います。少し長くなりますが詳しく解説していきます。

2列目右端の2マスを刺したら左が違う色になるので、左に向かって次の同じ色のマスの左下から糸を出して待機させます。

新しい色の糸を用意して、右側から左に向かって刺していきます。

左が違う色のマスになったら、次の同じ色のマスの左下から糸を出して待機させます。

今度は待機していた糸を使って、左に向かって刺していきます。

次のマスが離れていても、別の色がなければそのまま刺し続けます。

左が違う色のマスになったら、次の同じ色のマスの左下から糸を出して待機させます。

また待機していた糸を使って、左に向かって刺していきます。

2列目には同じ色のマスがないので、1つ下の3列目を左側から右に向かって最初の同じ色のマスの左下から糸を出して待機させます。

待機していた糸を使って左端まで刺せたら、1つ下の段の3列目を左側から刺します。

三列目~七列目(糸の交換)

3列目から7列目まで刺していきます。途中で糸が短くなったら、早めに新しい糸に替えます。

三列目~四列目

2列目と同じ要領で3列目を刺していきます。3列目は左側から右に向かって刺します。

次のマスが離れていても、別の色が間になければそのまま刺し続けます。

4列目は右側から左へ刺していきます。

糸が短くなったら離れた場所にパーキング

糸が短くなったら、糸の始末はせずに離れた場所に糸を出しておきます。後から刺す糸で自然に固定させます。

(赤丸の図案下から糸を出してパーキングしました。)

新しい糸で刺し始めます。刺し始めは「表側から(裏返さずに)できるループメソッド」を使っています。

五列目~六列目

5列目は左側から右へ、6列目は右側から左へ、一列ずつ交互に下へ刺していきます。

七列目

7列目は左側から右へ刺していきます。

次にパーキングさせる場所は、図の位置になります。

八列目

8列目を刺していきます。

8列目は右側から左へ刺していきます。

九列目~最後

9列目から最後まで刺していきます。

9列目以降も同じ要領で刺していきます。最後の列までは特に新しいことはないのでダイジェストでお届けします。

最後の列で糸が短くなったら他の糸では固定できないので、通常の糸の始末をします。

最後まで刺せたら、糸の始末をします。

今までパーキングさせていた糸も、裏側に糸を出して糸を切っていきます。

裏側はこのようになっています。

完成しました!

パーキング法とは?

パーキング法は、1列ずつ順番に刺していく技法です。次に刺す同じ色のところに糸を出して待機(駐車)しておくことからパーキング法と呼ばれます。

HAED(Haevn And Earth Designs)などの全面刺しで、色数が多い図案などにパーキング法がよく使われます。

パーキング法についてはこちらでもっと詳しく解説しています。

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