こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。
みなさんはクロスステッチを刺す前にグリッド線(ガイド線)は入れていますか?
グリッド線を引くときに、1マスずれてしまうことも少なくありません。
グリッド線を引くとき、よく数え間違えて引いてしまう
グリッド線を引いたあとで、布の真ん中からズレてるのに気付く
そんな時は、先に「糸印」で布に糸で印をつけるが有効です。
糸印をしたあとにチャコペンでグリッド線を引けば、数え間違えることがなくなります。
また、布の真ん中から糸でガイド線を縫っていくことで、布の真ん中からズレることも防げます。
チャコペンなどを使わずに、糸を使ってグリッド線を引くことをもできます。
グリッド線を糸で引くときは「水に溶けるしつけ糸」が便利です。
今回は、「間違えないグリッド線の引き方」「しつけ糸を使ったグリッド線」についてと「水に溶けるしつけ糸」を紹介いたします。
間違えないグリッド線の引き方
グリッド線を引く前に糸でグリッド線を縫う
間違えずにグリッド線を引くには、先に「糸印」で布に糸で印をつけるが有効です。
例えばこのように、布の真ん中から外にむけて10マスずつなみ縫いしていきます。
糸印に使う糸は、刺繍糸・手縫い糸・しつけ糸、どの糸をつかっても大丈夫です。
この糸印を目安にしてグリッド線を引くことで、数え間違えや布の真ん中からズレるのがなくなります。
小さな図案ならグリッド線をひかなくても糸印だけでもいいです。
糸印(いとじるし)とは?
糸印(いとじるし)とは、布地の縫い目の目印として糸を縫ってつける印のことです。へらでは印がつかない生地やへらでは生地を傷めてしまう恐れのある布によく用いられます。
糸を使ってガイド線をひくことを
・糸印(いとじるし)
・印つけ(しるしつけ)
・縫いじつけ
・置きじつけ
などといいます。
糸印のメリット
・間違いに気づいたら糸を抜くだけでいい
・針目は自由(5マスずつでも10マスずつでも、2マスずつでもオッケー)
・あとでいつでもすぐ抜ける
糸印のデメリット
・時間がかかる、面倒くさい
・糸印がステッチの邪魔になる
・糸印の真上にはグリッド線を引けない
何度もマス目を数え直したり間違ってズレた場所に線を引いてしまうのに比べると、いきなりチャコペンでグリッド線を引くより断然いいと思います。
クロスステッチを刺すのに糸印が邪魔になるようでしたら、チャコペンでグリッド線が引けたら糸を抜いてしまってもいいです。
しつけ糸を使ったグリッド線のメリットとデメリット
しつけ糸とは
しつけ糸とは、主に仮縫いや縫いあわせで使う糸で、撚りが緩く手でひっぱると簡単にちぎれるようになっています。
(出典:楽天市場)
しつけ糸を使ったグリッド線のメリット
全面刺しではない「余白の多い図案」をクロスステッチするとき、チャコペンなどで全体にグリッド線を引いてしまうと、作品が完成したあとで洗ってもグリッド線が完全に消えない場合があります。
しつけ糸なら、作品が完成したら糸を抜くだけでいいので布に跡が残ることはありません。
チャコペンのインクは熱で定着する性質があるそうで、グリッド線を消す前にアイロンをかけてしまうと洗っても消えなくなるみたいです。
アイロンがけ以外でも日なたや高温のところに置いておくと熱で定着してする可能性があります。
しつけ糸を使ったグリッド線のデメリット
ステッチするときに一緒にしつけ糸を縫い込んでしまうと、作品が完成したあとにしつけ糸を抜くのが難しくなります。そして、しつけ糸だけを切ろうとしてステッチした部分の糸を間違えて切ってしまう可能性があります。
下の写真は、抜きキャンバスの糸に刺してしまって抜けなくなった状態です。
しつけ糸を一緒に刺さないように注意してステッチするのも大変ですし、作品が完成したあとにしつけ糸を抜く作業も簡単ではありません。
そんなデメリットを無しにしてくれるのが「水に溶けるしつけ糸」です。
水に溶けるしつけ糸
水に溶けるしつけ糸を使えば、しつけ糸を一緒に刺さないように注意してステッチする必要もありませんし、作品が完成したあとにしつけ糸をほどく作業からも解放されます。
スチームアイロンをかけるだけでも溶けるみたいなので、手は乾いた状態でご使用ください。
クロスステッチ以外にも、いろんな使い道がありそうです。
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