HAEDに挑戦したい人へ
「いつかはHAEDをやってみたい」と思っている人に読んでほしい記事を集めました。
まったくの初心者でもHAEDはできるの?
HEADは中級者から上級者向けなので、はっきりいって初心者向きではありません。
クロスステッチや刺繍をやったことがない人が、いきなりHAEDをはじめてしまうと、刺繍糸の数に途方にくれてしまったり途中で投げ出す可能性が高いです。
そんなことがないように、クロスステッチ初心者がHAEDを始める前に知っておくべきことをまとめました。
【この記事の内容】
・HAEDに挑戦するまでの準備
・途中で挫折しないためにやるべきこと
この記事では、まったくのクロスステッチ初心者が「HAED(Heaven and Earth Designs)」の大作に挑戦するまでの道のりを解説していきます。
HAEDとは?意外と知られていないHAEDの種類
クロスステッチ全面刺しで有名な「HAED」、布目がとても細かい海外輸入のクロスステッチで仕上がりはまるで絵画のようです。
クロスステッチ経験者でも「いつかはHAEDをやってみたい」と思っている人は多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、
・全面刺しの特徴
・図案を選ぶときのポイント
・HAED以外の全面刺しメーカー
・全面刺しの刺し方
などを紹介しています。
HAEDとは
HAEDとは、アメリカにある手芸メーカー「Heaven and Earth Designs」の略です。「Heaven And Earth Designs」が販売している図案やクロスステッチ作品のことを「HAED」といいます。
HAEDの読み方は特に決まってないようで、「ヘブンアンドアース」「ヘッド」「ハエド」などいろんな呼ばれ方があります。
こちらの記事では、
・Heaven And Earth Designsはどんな会社?
・HAEDの図案の探し方
・HAEDの無料図案の入手方法
・HAEDのキット、図案の購入方法
などを紹介しています。
HAEDの種類(Mini・Supersized・QS・Max colors)
HAEDには、同じデザインの図案でも通常サイズ以外に「Mini(ミニサイズ)」と「Supersized(スーパーサイズ)」、デザイン全体の一部分だけをクロスステッチする「QS(クイックステッチ)」があり、色数が多い「Max Colors(マックスカラー)」も販売されています。
何も知らずに購入してしまって「思ったより小さかった」なんてことがないように、HAEDの種類の違いについて理解しておきましょう。
こちらの記事では、「通常サイズ」「Mini」「QS」の3つの違いを紹介しています。
こちらの記事では、
・「QS」「Mini」「Supersized」「Max colors」の関係性
・「Supersized」「Max colors」のサイズと色数の違い
・ HAED公式ホームページで図案の詳細やQSの種類を確認する方法
などを紹介しています。
途中で挫折しないために
HAEDが完成するまでの期間はどれくらい?
HAEDは完成までに何ヶ月もかかります。大作だと数年かかることもあります。
「毎日どれくらい刺せるのか?」、もし毎日時間が取れなければ「一週間でどれくらい刺せるのか?」を考えて、完成までの期間をあらかじめ計算しておくことが大切です。
(出典:楽天市場)
例えば、こちらの「Teddy Bear Tree」普通サイズで約27万マスを刺す場合、
・毎日1000マスずつ刺し続けても、完成までに270日かかります。
しかし、毎日1000マス刺すのはあまり現実的ではありません。クロスステッチがはじめての人は100マス刺すのにも時間がかかります。また、無理して急ぐと刺し間違えます。
ずっとクロスステッチだけできればいいですが、そういう訳にもいきません。
・毎日コツコツ100マスずつ刺し続けると、完成までに2700日(約7年と5ヶ月)
・一週間に1000マスずつだと、完成までに270週(約5年と2ヶ月)
の製作期間が、かかる計算になります。
HAEDに挑戦しても途中で投げ出してしまう人が多いのが現実です。あらかじめ完成するまでの製作期間を知ることが、挫折しないためのコツだと思います。
はじめてのHAEDでやってはいけないこと・やるべきこと
HEADをやってみたいけど、最後まで仕上げられるかどうか自信がなくて迷ってる人も多いと思います。
HAEDは製作期間が長くかかります。無理をする人は途中で挫折します。マラソンと同じでスタート直後にダッシュすると途中で燃料切れを起こします。
はじめてのHAEDでは、少しでも早く完成させたい気持ちになると思いますが、無理をして体調を壊さないように注意しましょう。
こちらの記事では、
・はじめてのHAEDでやってはいけない4つのこと
・HAEDをはじめる前にやるべき3つのこと
などを紹介しています。
HAEDに挑戦する前に
クロスステッチを始めたばかりの人は、いきなりHAEDに挑戦するのではなく、まずは簡単なキットから練習することをおすすめします。
クロスステッチ初心者の方が確実に成長のステップを踏めるような手順を並べてみました。
1.初心者向けのキットからスタートする
2.布目の細かさに慣れる
3.色数の多さを経験する
4.図案サイズが大きいものに挑戦する
初心者向けのクロスステッチキットをやってみよう
数か月から数年かかるのが「HAED」です。クロスステッチや刺繍をまったくやったことがない人は、初心者向けのクロスステッチキットで練習しましょう。
キットの値段は高いのでなく、1,000円以内でも針・糸・布がセットになったものも売られています。
実際にやってみると、思ったよりも難しく感じるかもしれません。また、完成までに時間もかかると思います。
こちらの記事では、
・クロスステッチキット選びの3つのポイント
・初心者におすすめのクロスステッチキット10選
・クロスステッチキット選びの注意点
などを紹介しています。
25カウントの布に1本取りで刺してみよう
HAEDは、25カウントの布に1本取りで刺すことが多いです。
布目の細かさに慣れるために、小さな作品で25カウントの布に挑戦してみましょう。
カウントとは、1インチ(2.54cm)あたりの目の数です。1インチに25マス(約1mmに1マス)ある布が25カウントです。
初心者のクロスステッチキットについている9カウント~14カウントの布と比べると、25カウントの布の1マスの大きさはかなり小さいです。
HAEDのキットの多くは、25カウントの布がセットになっていますので、この大きさに慣れればHAEDも問題なくできるようになります。
こちらの記事では、
・25カウントの布はどれを使ったらいい?
・クロスステッチ針は今のままで大丈夫?
・25カウント用の図案は?
・25カウントの布には何本取りで刺す?
などを紹介しています。
図案が布にプリントされているキットで色数の多さを経験しよう
クロスステッチは図案を布に写さずに刺す場合がほとんどです。
図案を見て布のマス目を数えながら刺すのは初心者には難しく、刺し間違いも起こりやすいです。
あらかじめ布に図柄がプリントされているキットを使えば、色数の多さを経験できます。
HAEDには色数が100色以上の図案もあります。図案印刷済みのキットで色数の多さに慣れればHAEDも問題なくできるようになります。
こちらの記事では、
・図案印刷済みのクロスステッチキットの探し方
・図案印刷済みのクロスステッチキットの選び方
・図案印刷済みのクロスステッチキットの注意点
などを紹介しています。
図案サイズが大きいものに挑戦しよう
・クロスステッチをやったことある
・25カウントの布でも問題なくできる
・色数が多い作品でも問題なくできる
ここまでくれば、あとは図案サイズが大きい作品に挑戦するだけです。
「布目が細かく」「色数が多く」「図案サイズが大きい」作品は、HAEDです!
好きな図案を選んで、思い切りHAEDを楽しみましょう。きっと挫折することなくHAEDを完成させることができるはずです。
HAEDを始めてみて、もし挫折しそうになったら、「布目が細かすぎるのか」「色数が多すぎるのか」「図案サイズが大きすぎるのか」の原因を確認しましょう。
こちらの記事では、
・HAEDキットの内容
・キットが届いてから刺し始めるまでの準備
・HAEDの刺し始め方
などを紹介しています。
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