フジックスの刺繍糸|MOCO(モコ)、Sara(サラ)、Soie et(ソワエ)

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こんにちは、ReyLuke(れいるーく)です。

刺繍やクロスステッチでは「25番刺繍糸」を使うことが多いです。

25番刺繍糸の素材は、綿(コットン)です。DMC刺繍糸・コスモ刺繍糸・オリムパス刺繍糸・アンカー刺繍糸・100均の刺繍糸がこれにあたります。

素材が綿(コットン)以外にも刺繍糸があるのはご存知でしょうか?

同じ太さの刺繍糸でも素材が違うと、刺しやすさや出来上がりの印象が変わります。

そこで今回は、ミシン糸で有名なフジックスで扱っている素材が綿以外の刺繍糸を紹介いたします。作品づくりに適した刺繍糸の選び方についても詳しく解説します。



フジックスの刺繍糸

フジックスは縫い糸や刺しゅう糸などを製造・販売している会社です。

1921年に京都市上京区で生糸・撚糸の販売を目的として「藤井太一商店」を創業されました。1993年に商号を「株式会社フジックス」に変更しました。

株式会社フジックス
フジックス:高機能・高品質な縫い糸、刺しゅう糸を色数豊富に取り揃えています。

MOCO(モコ)

素材:ポリエステル100%

モコッとふんわりしたやさしい仕上がりになる、ナチュラル感いっぱいのかわいい手縫いステッチ糸です。

色数は、単色60色、グラデーションカラー20色の全80色です。

太さは5番刺繍糸相当で1本の撚糸になっているため、25番刺繍糸のように細い1本だけ抜き出すことは難しいです。

クロスステッチでは、5~6本取りで刺す11カウントの布に使うのが適しています。

Sara(サラ)

素材:ポリエステル100%

サラサラとした手触りとシルクのような上品な光沢をもつ太番手の手縫いステッチ糸です。

光沢のないステッチ糸MOCO(モコ)の姉妹品になります。

色数は、全20色です。

MOCO(モコ)と同様、太さは5番刺繍糸相当で1本の撚糸になっているため、25番刺繍糸のように細い1本だけ抜き出すことは難しいです。

クロスステッチでは、5~6本取りで刺す11カウントの布に使うのが適しています。

Soie et(ソワエ)

素材:絹100%

上品な光沢と優しい肌触りをもつシルク100%刺しゅう糸です。

色数は、単色45色、グラデーションカラー25色の全70色です。

使いやすい25番刺繍糸の3本取り相当です。

クロスステッチでは、3本取りで刺す11~14カウントの布に使うのが適しています。

素材で選ぶ刺繍糸

作品づくりに適した刺繍糸の選び方を紹介いたします。

刺し心地がいい「ポリエステル」

ポリエステルは石油を原料とした合成繊維です。合成繊維は天然繊維と違って糸質にムラがなく、耐久性に優れ、強く、美しく、なめらかです。

静電気が起きやすく汚れが落ちにくいですが、刺繍やクロスステッチには向いています。

強度があるので、ハンカチやバックに刺繍するのに適しています。滑りやすいので刺している途中の糸切れが抑えられ、初心者の方でも使いやすいです。

高級感のある「絹(シルク)」

絹は繭(まゆ)から繰り取った生糸(きいと)を原料とした動物性繊維です。古来より繊維の中でもっとも美しいものとされています。

独自の優れた光沢としなやかさがあります。保温性・保湿性・発散性に優れていて、水に濡れると縮みやすいです。

高級感のある上品な仕上がりになるので、刺繍部分を強調したい場合に適しています。強度が弱いので、中級者~上級者向きです。

刺繍糸では定番の「綿(コットン)」

綿はわたの花がさいた後にできる綿花を原料とした植物性繊維です。綿は非常に古くから用いられており、最も身近な繊維です。

熱に強くて丈夫で、染色性や発色性に優れていますが、長時間日光にあたると変色しやすいです。

綿の刺繍糸を扱っているメーカーが多く、色の数も多いです。色数が多いクロスステッチに適しています。

比較まとめ(ポリエステル・絹・綿)

それぞれの素材の特徴を表にしてまとめてみました。

素材 分類 強度 発色 収縮 肌触 吸水
ポリエステル 合成繊維 ×
絹(シルク) 動物繊維
綿(コットン) 植物繊維

・刺しやすさで選ぶなら、ポリエステル。MOCO(モコ)、Sara(サラ)

・質にこだわりたい場合は、絹(シルク)。Soie et(ソワエ)

・色数の多さと値段で選ぶなら、綿(コットン)。25番刺繍糸

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