クロスステッチ初心者さんこそ❌の刺し順を決めておいたほうがいい理由

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こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。

❌の刺し順をあらかじめ決めておくことは、初心者さんにとっては大切なことです。

❌の刺し順ってなに?

1マスずつ❌を刺すとき、下の図のように同じ❌を刺すにも8通りの刺し順があります。

色付きの矢印から刺します。(黒の矢印が後です。)

❌の/か\どちらを上にするか統一するのがクロスステッチの基本ルールです。

・上の段は、/が上
・下の段は、\が上

①と⑤は、左から右へ
②と⑥は、上から下へ
③と⑦は、下から上へ
④と⑧は、右から下へ

そのときの気分で刺し順がバラバラだと、どうしてダメなの?

ダメをいうことはありませんが、刺し順は決めておいたほうがいい理由があります。

・❌の形が統一される
・裏側も綺麗になる
・糸の節約になる
・刺し間違えが減る

など、初心者さんが抱えているクロスステッチの悩みを解決できることが多いです。

目的(解決したい悩み)によっても、刺し順は変わります。

今回は、クロスステッチ初心者さんこそ刺し順を決めておいたほうがいい理由を1つずつ詳しく解説していきます。



1マスずつ❌を刺すのはどんなとき?

同じ色がずっと続くときは、(\が上の場合)///を先に刺していって戻りながら\\\を刺す方法が、❌の形が綺麗になりやすく裏側も綺麗になり糸の節約にもなります。

同じ色が続いてないなど色が飛び飛びのときは、1マスずつ❌を刺すことが多くなります。

また、段染め糸でグラデーションを出すときは、1マスずつ刺すほうが綺麗なグラデーションが出ます。

刺し順を決めておいたほうがいい理由

❌の形が統一される

糸の引く力が強すぎたり弱すぎると❌の形や大きさが不揃いになります。

その糸を引く場所が、例えば❌の右上か左下のどちらか同じであれば、❌の形が統一されやすくなります。

また、ほかの糸の間に刺してしまうと、❌の形がバラバラになってしまいます。

裏から針を通すときは刺し終わっていない場所から刺すことで、ほかの糸の間に刺さないようにできます。

上から刺し進める場合は下から上へ刺す③番か⑦番の刺し順を使うと、❌の形が統一されやすくなります。

裏側が綺麗になる・糸の節約になる

❌の刺し順が決まっていると、裏側に渡る糸も法則ができて綺麗になります。

また、裏側で無駄に糸を渡すことが減るので、使う糸の長さも短くて済みます。(同じ糸の長さでも刺せるマスの数が多くなります。)

例えば、1マスずつ右へ刺し進める場合は②番③番⑥番⑦番の刺し順を使うと、使う糸の量が少ないです。

刺し間違いが減る

初心者さんにとって、刺し順をあらかじめ決めるメリットは「刺し間違いが減る」効果が大きいです。

・なぜか1マスずれて刺してしまう

例えば、刺し順を決めていないと「右上から出して左下に入れる」つもりだったのに、刺すときに「左下になって右上に入れてしまう」ということが起こります。

右上から出して左下に入れる刺し順⑥番か⑧番のつもりが、

左下から出して右上に入れる刺し順⑤番か⑦番になってしまった。

これは、刺し順を決めていないため刺すべきマスを間違えているからです。

刺し順をあらかじめ決めておけば、このような刺し間違いがなくなります。特に刺し始めるときや離れたマスを刺したときには注意しましょう。(※1マス刺したら図案と見比べて確認する。)

前の❌の最後に入る場所と次の❌の最初に出る場所とが同じ穴になってしまうときは?

1つの刺し順だけではどうしても刺し進めることができない場合があります。

例えば、⑤番の刺し順で右へ刺し進める場合です。

「4入」と同じ位置から糸を出すことができないので、そのまま右へ刺せません。

この場合は、右のマスは刺し順⑥番(か⑧番)を使いましょう。

このように右へ刺し進めるときと左へ刺し進めるときで、刺し順を変える必要があります。

上へ刺し進めるときと下へ刺し進めるときも同じです。

右へ刺し進めない刺し順   ①番、⑤番  
左へ刺し進めない刺し順④番、⑧番
上へ刺し進めない刺し順③番、⑦番
下へ刺し進めない刺し順②番、⑥番

例えば、パーキング法のように上から刺し進める場合は、上へ刺し進めることがないので③番か⑦番の刺し順のみで刺し進められます。

パーキングの詳しい刺し方はこちら

まとめ

クロスステッチを長い間されている人は、経験から無意識に刺し順を統一している人も多いです。

普段の刺し順を特に意識されていないと、実際に刺してみないと自分の刺し順がわからない人もいるのではないでしょうか。

クロスステッチをはじめたばかりの人は、刺し順を決めておいたほうがいいです。

・❌の形が統一される
・裏側も綺麗になる
・糸の節約になる
・刺し間違えが減る

改善したい目的によって、自分にあった刺し順をいろいろ試してみましょう!

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