こんにちは、ReyLuke(@hutarigurasicom)です。
クロスステッチや刺繍を刺し始める前に、布端がほどけてこないように「ほつれ止め」をする方法にはいろんなやり方があります。
・かがり縫いなどで手縫いする
・ミシンで布端を縫う
・布用ボンドやほつれ止め液を使う
・テープで布端を固定する
・布端を巻き上げてクリップで固定する
・何もしない
今回の記事を読めばすべての布端の処理がわかるように、今までに紹介してきたやり方を一つの記事にまとめました。
また、それぞれの布端の処理で実際に刺し進めてみたあとの「布端の状態」も紹介いたします。
これからクロスステッチを始める人や新しいほつれ止めのやり方を探している人にもお役に立てると思います。
かがり縫いなどで手縫いする
布の裁ち目がほつれないように縫い糸やしつけ糸でぐるりと巻きつけて縫っていきます。
私は、ほつれ止めには「ブランケットステッチ」を使うことが多いです。
ブランケットステッチのやり方はこちら
・なぜほつれるのか?
・ほつれを防止するには
・かがり縫いとまつり縫いの違い
手縫いで布端の処理をする方法を詳しく解説しています。
ミシンで布端を縫う
布端のほつれ防止に用いる「かがり縫い」に特化したロックミシンがあれば簡単ですが、家庭用ミシンでも「ジグザグ縫い」で布端がほつれないように処理はできます。
縫い代を1cmほど折り返し、折り返した中央に直線でミシンをかける方法も可能です。
ステッチビーイングでクロスステッチ布を購入すると、有料(税込110円~)で「布縁かがり」をしてもらえるのでそのまま刺し始められます。
※ステッチビーイングで販売しているHAEDのクロスステッチキットは、布の縁処理がしてありますので、すぐに始められます。
布用ボンドやほつれ止め液を使う
ほつれる前に布端に布用ボンドやほつれ止め液を塗っていきます。
布用ボンドは粘性が高く、布の表面がガッチリ固定されます。ほつれ止め液に比べると乾くまでに時間がかかります。
ほつれ止め液はさらさらしているので、布の奥まで浸透していきます。布用ボンドに比べると固定力は劣りますが、乾くまでの時間は短いです。
・布用ボンドを使った「縫わない布端のほつれ止めのやり方」
・ほつれ止めに適したおすすめの布用ボンド
布用ボンドで布端の処理をする方法を詳しく解説しています。
テープで布端を固定する
養生テープを使ってほつれ止めを施します。多少ほつれたあとの状態でも大丈夫です。
粘着力が強すぎず、剥がしやすい養生テープがほつれ止めには適しています。マスキングテープでも試してみましたが、粘着力が弱すぎると刺している途中でテープが剥がれてきてほつれ止めには向いていないように感じました。
・養生テープを使った「縫わない布端のほつれ止めのやり方」
・ほつれ止めに適したおすすめのテープ
テープで布端の処理をする方法を詳しく解説しています。
布端を巻き上げてクリップで固定する
余分な布がたくさんある場合は、端を丸めてクリップで固定できます。大きな作品では、刺してない余った布が邪魔にならないように丸めて布を管理するのに役立つ方法です。
簡単な方法ですが、刺しているときに刺繍糸がクリップに引っかかる可能性があるという欠点があります。
何もしない
多少のほつれは気にせずに刺し続ける方法です。布端の余白が十分にある場合はそのまま布端の処理をせずに刺して、最後に作品の大きさに合わせて布をカットします。
刺している途中でほつれた糸が邪魔になるようなら切ってしまって、作品が完成したらほつれた部分をすべてカットしてしまえば大丈夫です。
布の種類によっては布端がほつれないクロスステッチ布もあります。「オリムパスのビニールキャンバス」と「100均のクロスステッチ布」では、布端の処理をしなくてもほつれは気になりません。
作品の大きさに合ったスクエアフープ(Qスナップ)を使ってクロスステッチするときもずっと留め具を被せて布を固定していて、頻繁に刺繍枠から外したりしないので、布端の処理はなくてもほつれにくいです。
刺し進めてみたあとの「布端の状態」
ほつれ具合の許容範囲は、人によって違ってきます。また、布端の処理についても「時間がかからないほうがいいのか」「費用がかからないほうがいいのか」「手間がかかならいのがいいのか」それぞれの考え方があると思います。
自分に合ったほつれ止めのやり方を見つけてみてください。
最後に、刺し進めてみたあとの「布端の状態」をコメントなしで載せておきます。ご参考になりましたら幸いです。
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